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病気と対処法
アロワナの様々な病気
アジアアロワナは体の丈夫な観賞魚といわれています。とはいえ、病気にかからないわけではありませんし、アジアアロワナ特有の病気も存在します。ここではアジアアロワナの病気と、もしものときの対処法についてご紹介します。
目垂れ
眼球が常に下向きになってしまう症状です。飼育下のアジアアロワナやシルバーアロワナに非常に多く見られます。その原因は「環境面で何らかのストレスを抱えている」ことと、「興味あるものが下にあり、常に下ばかり眺めてしまう」ことです。混泳よりも単独飼育の場合に発生することが多く、特に室内で他の動物(放し飼いの犬猫など)を飼育している環境で起こりやすい症状だといわれています。
■対処法は
1.水槽外の環境を変える(アロワナの視界に入るもの)
2.水槽上部にアロワナの興味を引きそうなものを固定する(カラフルなボールなど)
3.混泳飼育にする
ひげダコ
ひげに1mm程の粒状のタコができます。水槽のガラスに鼻先を押し付ける癖のあるアロワナによく見られます。放っておいても特に害はありません。
■対処法は
1.外の風景が見えないように水槽を覆い、アロワナがガラスに顔を近付けないようにする
2.手術により除去する
エラめくれ
水質の悪化や環境によるストレスによりエラがめくれてしまう病気です。症状が重くなれば、泳ぎの際にめくれたエラが水になびくほどになります。さらに症状が進行すると、エラ蓋の骨までめくれてしまうのです。ここまでの症状になると完治は難しいとされています。
■対処法は
1.水槽を広いものに替える
2.高性能なろ過装置に替える
3.定期的に水の交換を行い、常に良好な水質をキープする4.上記の手段をとっても改善が見られないようであれば、切除手術を行う
ヒレの歪み・自切
水の交換時などにアロワナを落としてしまったり、アロワナが飛び出してしまったりして衝撃が加わるとヒレに歪みが発生します。また、自分で尾ビレを噛み切る自切の癖を持つアロワナもいます。これは環境的なストレスが原因であり、手術で自切部分を除去しても原因を排除しなければ改善は見られません。
■対処法は
1.水槽内外の環境を変える
2.光を遮断する(ただし紅龍の場合は光を遮断すると退色することがある)
3.手術により歪んだ部分のヒレを除去する
アロワナエイズ
初期症状ではエラや魚鱗に黒ずみが見られます。進行していくと粘膜が荒れ、ウロコが浮き、水疱が現れることすらあります。さらに症状が進行すると、全身が一気に黒カビ状の付着物に覆われ、その後2〜3日で死に至ります。非常に感染性の強い細菌性の疾病です。
■対処法は
1.水温を33度くらいにまで上げ、「グリーンFゴールド(細菌感染症の治療薬)」を規定量の1/3ほど投与します。症状が改善されなければ、グリーンFゴールドの濃度を徐々に上げて投与してください。
立鱗病(マツカサ病)
水質の悪化、水質の急変により発生する病気です。エロモナス菌と呼ばれる細菌によって引き起こされます。初期症状では体の魚鱗が数枚逆立つ程度ですが、やがて魚鱗の逆立ちは広がっていき、末期になると全身の半分ほどの魚鱗が逆立ってしまいます。この魚鱗の逆立ちにより体は膨張して見え、その様子が松笠に似ていることからマツカサ病ともいわれています。治療を怠れば、死に至ることもあります。
■対処法は
1.発生を確認した場合、すぐに水温を33度くらいに上げ、水100リットルに対し250gの塩を投入します。数日経過しても変化が見られない場合には「グリーンFゴールド(細菌感染症の治療薬)」を規定量の1/3程投与してください。また魚鱗が元に戻っても周辺部に黒ずみが残る場合がありますが、やがて元の色に戻ります。